パパみ~ぞのブログ

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長野県茅野市「麺王 零」さんの「煮干しそば」は究極の癒しラーメンです

 

長野県茅野市に「麺王 零」というラーメン屋さんがあります。

 

中央自動車道諏訪ICを降りてそのまままっすぐ国道20号に突き当たり、右折して最初の三叉路を右折して道なりに走ってくるとあります。

 

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お店の外観はこんな感じ。

 

2010年1月9日のオープンとのことですが、オープン当初からもう7年余り通っている我が家のお気に入りのラーメン屋さんです。

 

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こちらがお店のメニュー。

看板メニューは左上の醤油とんこつラーメンの「豚そば」。豚骨の臭みの全くないとろみのある濃厚スープに太麺がよく合って美味しいです。

メニュー真ん中の1日25食限定の濃厚つけ汁の「豚つけ麺」もこのお店の人気メニューで、これもなかなか美味しいです。

その左の「味噌タンタン」は信州味噌を熟成させたスープがなかなか美味しく、こちらも時々いただきます。

 

しかし何といっても「麺王 零」さんといえばメニュー左下の「煮干しそば」!!!

 

これが究極の癒しラーメンなのです。

 

今日は妻が「煮干しそば並」490円、自分が「煮干しそば大」590円にチャーシュー追加(120円)と味玉(100円)、それに二人で「ぶためし小」180円をシェアします。

ここは券売機で券を買って席について店員さんに渡すスタイルです。

さっそくお気に入りのボックス席に座って券を渡します。

店内はボックス席が2つ、座敷席が2つ、それとカウンター席があり、定員30名だそうです。

 

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こちらが店内の様子。いつも店長さんと店員さんがきびきび働いていて活気があります。

ほどなくラーメンが運ばれてきました。

 

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妻の「煮干しそば並」490円です。

 

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こちらが自分の「煮干しそば大」590円にチャーシュー追加(120円)と味玉(100円)。さっそく胡椒を振っていただきます。

 

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この「煮干しそば」の最大の特徴がこの極限まで澄んだ透明なスープ。

メニューには「煮干し、昆布を主体にあっさりながらも旨みを包み込んだ清湯(ちんたん)スープ」とあります。

たしかにあっさりなのですが、味や旨みが薄いわけではなく、さりとて濃いわけでもなく、これ以上薄かったらどうかという極限のところで旨みを感じさせてくれる究極のスープなのです。

一口含むとその究極の旨みが広がり、幸せな気持ちにさせてくれます。

 

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そして、その究極のスープにこの細麺が実によくからんで合います。

 

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チャーシューはよく煮込まれていてホロホロとやわらかくて美味しく、この究極スープにまた合うんです。

 

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そして、この海苔!! これをスープの中に沈めておいてあとでいただくと美味しいんです!!

 

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途中で「ぶたし小」180円が運ばれてきました。

粗めに刻んだチャーシューの上にチャーシューのタレがかけられていて、それをご飯と一緒にレンゲですくって食べるとこれがまた美味しいのです!!

妻と仲良くシェアしました。

 

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今日も完食しました。ご馳走様でした!!!

 

ここ、「麺王 零」さんの「煮干しそば」は、その美味しさに心の奥底から幸せを感じるまさに究極の「癒しラーメン」なのです。

 

いまどき800円前後のラーメンが多い中で、490円(「煮干しそば並」)、590円(「煮干しそば大」)というコストパフォーマンスの高さも素晴らしいですね。

 

ありがとうございました。また来ます。

 

★お店の情報です★
店名   麺王 零
住所   長野県茅野市ちの328-5  
電話番号 0266-72-6888
営業時間 11:30~15:00、17:30~21:45(LO)
定休日  月曜(祝日の場合は翌火曜)
席数   30席
駐車場  7台

 

「フィフス・エレメント」はラストで思わず微笑んでしまう痛快SF映画です

フィフス・エレメントという映画をご存知でしょうか。

 

 
1997年のフランス映画で、監督は数々の傑作を生み出している名監督のリュック・ベッソン。自身の原案で、脚本も共同で書いています。

これは未来の地球を描いたSF映画です。

2214年の地球は絶体絶命の危機を迎えています。

意思を持つ邪悪な小惑星が地球に迫って来ており、滅ぼされかけています。

時の統一宇宙連邦の大統領は核ミサイルを含むありとあらゆる攻撃を試みますか効果はなく、小惑星が地球に到達するその日が刻一刻と近づいています。

やがて、この邪悪な小惑星に対処する唯一の方法は、300年前のエジプトから持ち去られた4つの石(ファースト・エレメント~フォース・エレメント)と、謎のフィフス・エレメント(5番目の要素)を見つけ出すことだと判明します。

果たして4つの石と謎のフィフス・エレメントは見つかるのでしょうか。果たして地球は邪悪な小惑星から救われるのでしょうか。これがこの映画のメインストーリーです。

地球を救う鍵を握るヒロインをミラ・ジョヴォヴィッチが演じます。

そして、ブルース・ウィリス演じる主人公の元特殊部隊のエリート、今はしがないタクシー運転手がひょんなことからこのヒロインをタクシーに乗せることになり、地球を救う役目を担わされることになります。未来の地球でも、地球を救うのはいつもブルース・ウィリスです。

ウィリスとジョヴォヴィッチは何とかして4つの石と謎のフィフス・エレメントを見つけ出して地球を救おうと試みます。

一方、その二人の試みを阻止しようとするのがゲイリー・オールドマン演じる邪悪な小惑星に仕える武器商人です。いつもながらの、いや、いつも以上の「怪演」です。

この3人に、ラジオ番組の強烈な司会者のクリス・タッカーや、イアン・ホルム演じる神父などがからみ、物語は急テンポで進んで行きます。

そして、ハラハラドキドキの物語の本当のラストで、この謎のフィフス・エレメント(5番目の要素)が何だったのかが判明します。

観客はこの最後の種明かしに、思わず微笑まざるを得ません。

 
観客は、ラストで、この映画がSF映画であり、かつラブストーリーであったことを知ります。

この映画は、ラストのラストまで、実に痛快で、ハラハラドキドキのストーリー展開を楽しめるSF映画の傑作です

まだご覧になっていない方はぜひご鑑賞下さい。
 

画家 池田学さんの作品はミクロの視点とマクロの視点の奇蹟的な融合だ!!

 

池田学さんという画家をご存知でしょうか。


ペンで描かれた、1ミリにも満たない緻密な線で、広大な世界を描き、現在、国際的にも注目されているアーティストだそうです。


恥ずかしながら、結婚20周年記念旅行で偶然立ち寄った金沢21世紀美術館で開催中だった「池田学展 The Pen ー凝縮の宇宙ー」で出会うまで、存じ上げませんでした。


チケット売り場の長い行列で待っている間に、Wikipediaで池田学さんの概要を調べました。


「池田 学(いけだ まなぶ、1973年〈昭和48年〉6月18日 - )は、日本の画家。カラーインクとペンを用いたボリューム感のある緻密描写が特徴的。

アクリル顔料インク、丸ペン、フランス製美術用紙「アルシュ」を使い作品を描く。全体の下絵は描かずイメージしながら緻密に描くため、1日(8時間)に描けるのは10センチメートル四方ほど。

趣味はロッククライミングフリースタイルスキー。」(以上、Wikipediaより)


なるほど、1日に描けるのは10センチメートル四方じゃたいへんだなあと思いながら展示室に入ると、いきなり度肝を抜かれます。


例えばこの「誕生」という作品です。

 

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池田学《誕生》2013-2016年 紙にペン、インク、透明水彩 300×400cm Photo by Eric Tadsen for Chazen Museum of Art ©IKEDA Manabu / Courtesy Mizuma Art Gallery, Tokyo/ Singapore


「誕生」は何と4メートル×3メートルもあり、展示室の一つの壁を占有しているほど大きな作品です。


海の中から数え切れないほどの花々を咲かせた巨木が立ち上がっているのですが、作品のあちこちに独特のモチーフが散りばめられ、今まで見たこともない稀有な世界観を形作っています。


ところが、作品に近づいて見ると、もう一度度肝を抜かれます。


ペンの先にアクリル絵の具をつけて描いているとのことなのですが、10センチメートルほどに近づいてやっと解る極めて緻密な線で、細部が極めて丁寧に描き込まれているのです。


近づいて見ないと分からない、さまざまな細かなモチーフ(例えばロープを渡っていくラクダとか、巨木の幹に取り付く人々とか)も描き込まれています。


凄い!!

こんな緻密な描写で、全体としては4メートル×3メートルもの巨大な作品に完成させているなんて!!


後で知ったのですが、この「誕生」は、2011年の東日本大震災を経て、自然の猛威によって人間の命や社会が簡単に奪われてしまうことに深い悲しみと衝撃を受けていた池田学さんが、3年3ヶ月の期間をかけて完成させたのだとか。


「3年3ヶ月」って凄くありませんか?


一日に10センチメートル四方しか描けない作品に「3年3ヶ月」もかけて取り組むなんて!!


展示室には、もっとずっと小さなサイズの動物などを緻密に描いた作品も多数展示されていて、それらも、一つ一つ見ていてたいへん楽しい作品群です。


しかし、圧倒的に心を奪われたのは、「誕生」のような巨大な作品群でした。


葛飾北斎富嶽三十六景みたいな巨大な波にありとあらゆるものが飲み込まれていく「予兆」。(1.9m×3.4m)

 

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池田学《予兆》2008 紙にペン、インク 190×340cm 株式会社サステイナブル・インベスター所蔵 © IKEDA Manabu Courtesy Mizuma Art Gallery 撮影=久家靖秀


巨木なんだかたくさんのお城の集合体なんだかよく分からない巨大な構造物にあらゆる不思議な独特のモチーフが散りばめられた「興亡史」。(2m×2m)

 

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池田学《興亡史》2006 紙にペン、インク 200×200cm 高橋コレクション 撮影:宮島径 ©IKEDA Manabu,Courtesy Mizuma Art Gallery


「池田学展 The Pen ー凝縮の宇宙ー」のポスターにも使われた作品で、戦艦大和を思わせる巨大な沈没船にびっしりと海底生物やあらゆるモチーフが描きこまれた「再生」。(1.62m×1.62m) 

 

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池田学《再生》2001, 紙・ペン・カラーインク, 162×162cm, 浜松市美術館蔵
Copyright Manabu IKEDA, Courtesy Mizuma Art Gallery

 
これらの作品に共通しているのは、まずミクロの視点において考えられないほど緻密で素晴らしいのに、その一方マクロの視点でも、稀有で圧倒的な独特の世界観を表現し得ていることです。


後で知ったのですが、池田学さんは基本的に下書きや構成を事前に考えたりはせず、端の方からプラン無く描いて行くというのです。


そしてある程度すると作品の視点が定まってくるというのです。


下書きを一切せずに、一日に10センチメートル四方ずつ描き進めて、ついに、あのような広大な世界観の作品群を完成させてしまうなんて!!


素人がそんなことをしたら、あんな巨大なサイズに仕上がった時、支離滅裂な結果になってしまうことでしょう。


池田学さんの作品が細部からプラン無く描き進めていっても、あのような稀有な世界観の作品に仕上がるのは、池田学さんの中に確固とした作品の世界観があるからなのでしょう。


画家  池田学さんの作品は、ミクロの視点とマクロの視点の奇蹟的な融合だと思った次第です。

 

金沢東茶屋街の「鮨 みつ川」さんで究極の加賀のお寿司を楽しみました

2017年05月21日(日)、結婚20周年記念旅行で昨夜山城温泉の「べにや無何有」さんに一泊し、本日は金沢に出てきて、金沢21世紀美術館で池田学展を楽しみ、東茶屋街にやってきました。

 

13:00から東茶屋街の「鮨 みつ川」さんを予約してあります。予約したのはおつまみから出していただく昼のお寿司のコースです。

 

東茶屋街でお土産の買い物などしながらぶらぶらして、13:00少し前に「鮨 みつ川」に入店しました。

 

カウンターに妻と座り、妻に「加賀鳶」の純米大吟醸を、自分にノンアルビールを注文しました。

 

ご主人が非常に手際良いきびきびした手つきで仕事をされ、おつまみから出してくださいます。

 

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あん肝
非常に濃厚でクリーミーな素晴らしいあん肝です。大根おろし、ポン酢ととても合います。

 

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赤いかとこのわた
細く切られたねっとりとした赤いかに、旨みたっぷりのこのわたが絡み合ってとても美味しい。

 

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ひらめ・ガスエビ・バイ貝
ひらめは繊細で上品な旨みが口の中に広がり、ガスエビはねっとりした噛み心地の中に濃厚なえびの旨みが感じられ、バイ貝はコリコリした特有の歯触りがすばらしい。

 

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あじのなめろう
新鮮なあじに絶妙なバランスの味噌とネギが絡み合って美味しい。お酒のお供に最高です。

 

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桜鱒のかま
パリパリに焼かれた桜鱒の皮の下から繊細な旨みの白身が現われてたいへん美味しい。

 

少し前から一組のご夫婦と、ご婦人三人組も入店されて、その方々と一緒にここからお寿司を出していただきます。


お寿司はすべてご主人が煮切り醤油をさっと塗るなど仕事をされていて、何もせずそのままご主人の考えるベストな状態で食べることができます。


寿司飯は甘さはあまり感じられず少し塩味が感じられるがこれが寿司ネタと非常にうまく合っています。

 

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まはた
はじめて口にする魚でしたが、とても繊細な旨みの白身です。

 

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コウイカ
ねっとりとした口当たりの中からコウイカ特有の旨みが感じられます。

 

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白えび
白えびは軍艦巻きになったものをよく見ますが、小さな白えびがまとめられてちゃんと握りになっています。
噛むとそんじょそこらの甘えびなどかなわない甘みと繊細なえびの旨みに感激しました。

 

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カツオ (ピンボケですみません)
カツオに他の握りとは異なる絶妙な味わいの煮切り醤油が合わされていて何とも美味しい。

 

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さわらの炙り (ピンボケですみません)
炙られた皮と何とも上品な白身の旨みが絶妙です。

 

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小柱の軍艦
ちょうど良い大きさにカットされた小柱と香りの良い海苔のバランスが絶妙です。

 

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中トロ (ピンボケですみません)
この中トロは非の打ち所の無い完璧な中トロでした。

自分の妻を含むカウンターの女性の口々から思わず「美味しい。幸せ~。」の歓声があがりました。

 

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コハダ
ずいぶんコハダの握りを食べてきましたが、これは過去ベストワンではないかと思う美味しさでした。
酢が効きすぎずコハダの旨みだけが引き出されています。
普段、決してコハダなど酢でしめた魚を食べない妻も、とても美味しいと感激していました。

 

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お味噌汁
このタイミングで出汁の効いたお豆腐のお味噌汁はうれしい。

 

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カワハギ (ピンボケですみません)
皮が少し炙られていて香ばしく絶妙な美味しさです。

 

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あなご
自分はあなごが好きでずいぶんあなごの握りをいただいてきましたが、タレでなく、塩のみのあなごの握りは初めてです。
そして、これが自分のあなごの握りの生涯ベストワンだと確信しました。
ほろりと崩れるあなごの身と絶妙な塩梅の塩味のハーモニー。
普段、決してあなごを食べない妻も、とても美味しいと感激していました。

 

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雲丹の軍艦
あくまでも新鮮でクリーミーな雲丹が口の中でとろけていきます。

 

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のどぐろの手巻き寿司
皮が少し炙られたのどぐろが寿司飯とともにすごく香りの良い海苔で丁寧に包まれて一人一人に手渡しで供されます。
パリっと香りの良い海苔を噛むと、皮の焼かれた香ばしさと、のどぐろの旨みが口の中に広がります。
締めにふさわしい素晴らしいお寿司でした。

 

お勘定をしていただきます。

おつまみ、お寿司、飲み物で28,800円は決して高いお勘定とは思いませんでした。

 

妻と二人、加賀のお寿司を心から堪能することができて、結婚20周年記念旅行の思い出に残る素晴らしい食事になりました。

ありがとうございました。また機会がありましたら訪れたいと思います。

 

 

 

石川県山城温泉の「べにや無何有」さんは究極の癒しの空間でした

 

2017年5月20日(土)~21日(日)の週末、結婚20周年を記念して妻と旅行に出かけました。

 

2017年5月20日(土)

抜けるような快晴の中、中央自動車道諏訪ICから名神高速道路に進み、SAでの昼食をはさんで約4時間半で北陸自動車道を加賀ICで降りました。

 

粟津温泉の先にある「那谷寺」(「なやでら」だと思っていましたが「なたでら」なんですね)へ。以前から気になっていたパワースポットです。

 

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養老元年(717年)に泰澄法師が、岩窟に千手観音を安置したのが始まりとされる仏教寺院です。

 広い境内には、国重要文化財が立ち並び、本殿が岩窟内に作られていて、洞窟の中に祀られた大きな千手観音や、洞窟を母体にみたてた「胎内くぐり」、美しい岩山、三重塔や紅い橋など、見どころが沢山あります。

境内をめぐるうちにたいへん清々しい気持ちにました。

 

お隣の山城温泉へ移動します。

 

温泉街で九谷焼のお店を見つけて、九谷焼のとても良い夫婦湯呑があったので結婚20周年の記念に購入。

記念旅行の良い旅のお土産になりました。

 

いよいよ本日のお宿の「べにや無何有」さんへ。

 

フランスの「ルレ・エ・シャトー」をご存知でしょうか。1954年にフランスで設立された、ホテル・旅館の「ミシュラン」にあたるものです。

選ばれるには3年に1度の厳しい覆面調査をクリアしなければなりません。

「ルレ・エ・シャトー」に加盟していることが”一流のホテル・旅館の証”なのです。

日本の旅館で「ルレ・エ・シャトー」に選ばれている旅館は7つしかありません。

「べにや無何有」さんはその一つです。

 

山代温泉 べにや無何有 - 余白のような時間

 

駐車場に車を停めるや、中から宿の方々が出てこられて、荷物を運んだりチェックインの手伝いをして下さいます。

 

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エントランスで夫婦ならんで写真を撮っていただきました。

 

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ロビーでとても美味しいリンゴジュースをいただきながらチェックイン。

 

ロビーから一番近い和室の案内されました。

窓から見える庭園の木々の緑がとても美しい。

 

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バルコニーに出てみると、目の前の広大な庭園もべにや無何有さんの敷地で、遊歩道が整備され、目の前には茶室があります。

  

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目の前の美しい木々を眺めながら、しばしゆったり寛ぎました。

やがて、部屋付き露天風呂に入ってみることにしました。

 

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部屋付き露天風呂からも目の前の木々の緑がとてもきれいに見えて、聞こえるのは小鳥の声だけ。すごく心が癒されます。

しばらく、部屋付き露天風呂でゆっくり寛いでから、浴衣を着て、大浴場にもいってみることにしました。

 

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大浴場はそんなに大きくはありませんが、木々の緑に面した露天風呂からの風景に、これまたとても癒されます。
部屋付き露天風呂と大浴場ですっかり温泉に心を癒されました。

 

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入浴の後、遊歩道の整備された庭園の中を妻と散歩してみました。

小鳥のさえずりしか聞こえず、こんな散歩もまた心癒されます。

 

やがて夕食の時間に。
ロビーの2階にある食事処「懐石方林ダイニング」へ。

 

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食事処は個室ではなく、欧米のレストランのようにダイニングで他の宿泊客と一緒にテーブルにつくスタイルです。
席に案内されます。

 

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これが今日の献立です。
「金沢鮨懐石」というコースを事前にお伝えしていました。
前肴は岩牡蠣と毛ガニから選択とのことだったので岩牡蠣を選択しました。

妻に日本酒を選んでもらって、まず「獅子の里 超辛純米酒」で乾杯。

 

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べにや無何有さんではお酒を錫の酒器に入れて供してくださいます。
錫の酒器はお酒の雑味を除き、まろやかな味わいにしてくれるのだそうです。
「獅子の里」はさわやかでみずみずしく、アペリティフには好適。確かに超辛純米酒なのにとげとげしくなくまろやかに感じました。

 

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先付 夏野菜のミルフィーユ(焼き茄子、オクラ、枝豆、パプリカ、長葱、隠元豆、ヤングコーン、トマト、椎茸)
これは仏料理のラタトゥイユのようでした。それぞれの野菜の味が良く生かされていてとても美味しい。

 

べにや無何有さんでは給仕をしていただける方がとてもお料理のことをよくご存じで、一つ一つの食材の産地とか、特徴とかをお料理ごとにさりげなく説明してくださり、とても参考になり、美味しくいただけます。

 

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前肴 岩牡蠣
口に入れるとびっくりするほどクリーミーで海の香たっぷりで美味です。

 

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 「天狗の舞 大吟醸」を追加注文。
 「天狗舞」はキレがある上にしっかりした味と香りが何とも美味しく料理にも合います。

 

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椀 加賀太胡瓜のスープ(蛤、海老、白木耳、クコの実、加賀蓮根餅)
加賀太胡瓜を器にした面白いスープ。淡泊ながらたいへん味わい深いスープです。加賀蓮根餅にスープの味が沁みて美味しい。

 

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寿司 本来は梅貝と白海老ですが、生の海老が苦手な妻のために八目、石鯛、金目鯛のちまき寿司に変えてくださいました。
八目も石鯛も淡泊な中にしっかりした旨みが感じられます。金目鯛のちまき寿司ははじめて食しましたが金目鯛の旨みが上手に活かされていました。

 

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向付 鮪、北寄貝、平目雲丹包み
鮪は中トロでしょうか。口の中で融けてしまいました。美味。北寄貝はコリコリした歯応えの中に旨みが広がります。平目雲丹包みは平目の新しい食し方を教えていただきました。とても美味でした。

 

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焼き物 庄川峡若鮎炭火焼 たで酢
籠の中に焼かれた若鮎が入っています。小さな身ですが、たで酢を付けていただくとたいへん美味。

 

(すみません。美味しお料理に夢中でこれだけ写真撮り忘れました。)
寿司 牡丹海老 〆鯖
牡丹海老は優しい甘みが、〆鯖は〆た酢のキツさを全く感じさせない美味な味わでした。

 

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中皿 野菜たき合わせ(里芋、菅牛蒡、加賀蓮根、小茄子、春菊)
こちらは、繊細な味付けの中からそれぞれの加賀の旬の野菜の旨みが感じられました。

 

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強肴 能登牛山椒焼き(万願寺唐辛子、ズッキーニ)
能登牛のフィレ肉とのことでしたが、大きさは5cm四方くらいで小さいのですが、驚くほど柔らかい上に牛肉の旨みが口の中に溢れてきて大満足でした。
付け合わせの万願寺唐辛子、ズッキーニも美味。

 

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寿司 鮪、のど黒、金目鯛、雲丹
口の中に旨みが広がった後融けてしまう鮪、しっかりした旨みの金目鯛、皮が少し香ばしく焙られて余計に白身の旨みが引き立ったのど黒、そして上品な甘みが感じられた雲丹。どれもとても美味でした。

 

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食後 アーモンドアイス
最後を締めるには最高の美味なアイスクリームでした。

 

出していただいたものがいずれもたいへん美味。給仕してくださった方々の対応も素晴らしく、心から満足してレストランを後にしました。

 

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部屋に戻ると、布団が敷かれ、お夜食の海苔巻(紫蘇)や冷水が用意されていました

もう一度大浴場で温泉を楽しみ、休みました。

 

2017年05月21日(日)

起床して、8:00からの朝食まで余裕があったので、みたび大浴場へ。
朝の木々の緑に面した露天風呂もなかなか良い雰囲気でした。

 

朝食は一律8:00から。夕食をいただいたのと同じ「懐石方林ダイニング」へ。

 

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窓からの風景も素敵です。

昨夜朝食は和食と洋食のどちらかと聞かれ、和食を選んでありました。

 

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こちらが朝食のメニューです。

 

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冒頭にフルーツと、フレッシュジュースが出されます。このフレッシュジュースが驚くほど美味しい。
あまりの美味しさに、写真に写っているオレンジ以外に大葉のジュースなど全種類を持ってきていただき、美味しくいただきました。

 

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これが朝食のメニューが揃ったところ。
写真に写っていませんが、ごはんは土鍋で炊いた炊き立てのものを土鍋ごと持ってきてくださるのですが、このご飯がとても美味。
そして、温泉カレイの炭火焼、釣り鱈子の炭火焼、ちりめん山椒、焼海苔、だし巻き卵などなどお料理がこれまたどれも美味しくて、ご飯がどんどん進みます。

 

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食後のブレンドコーヒーも香り高くてたいへん美味でした。

 

お部屋に戻ってゆったり寛いで、10:00頃チェックアウト。

 

駐車場まで女将さんはじめみなさんでお見送りいただき、宿を後にしました。

 

「べにや無何有」さんはなかなか予約がとれない中、偶然この週末にお世話になることができました。

いっさいの喧噪から隔絶された自然の中で、お部屋も、お風呂も、お食事もたいへんすばらしいものでした。

そして、従業員のみなさまに温かく見送られて車を走らせながら気づきました。

この宿を「究極の癒しの空間」にしているのは、単にお部屋やお料理だけなのではなくて、「べにや無何有」さんの従業員のみなさまお一人一人の心のこもったサービスなのだと。

 

たいへん素晴らしい結婚20周年記念旅行になりました。ありがとうございました。

 

帰途は、金沢に回って金沢21世紀美術館で池田学展を楽しみ、東茶屋街のお寿司屋さんでおつまみとお寿司を楽しんで帰りました。(別記事でご紹介します)

 

映画「シックス・センス」は決してホラー映画ではありません

シックス・センス」という映画をご存知でしょうか。

 

 

1999年のアメリカ映画です。

 

死者の霊が見えてしまう少年と、その少年を何とか救おうとする小児精神科医の交流と謎解きを軸とするお話です。

 

そして、死者の霊がなぜ少年の前に現れるのかを知ることを通じて、死者が見えてしまう「第六感(シックス・センス)」とどう向き合って生きていくかを描いた映画です。

 

この映画は死者の霊が出てくるので、ほぼ必ず「ホラー映画」として紹介されることが多いのですが、決して「ホラー映画」ではありません。

 

トーリー展開のきわめて巧みなサスペンス映画であり、また、夫婦や親子の間の愛を描いたラブストリーでもあります。

 

少年はその能力故に母との間に問題を抱え、小児精神科医もある事件以降妻との間に心が通じない問題を抱えています。

 

しかし、この映画の終盤で、死者の霊がなぜ少年の前に現れるのかを少年が理解し、自分の特殊な能力の意義を受入れた時、母との間の問題も感動的に解消します。

 

そして、映画のラストで小児精神科医も全ての秘密を理解した時、妻との間のわだかまりも氷解します。

 

このラストに至るまでのストーリー展開は、観た人を必ずあっと驚かせる見事なものです。

 

そして、この映画は一度観て、この見事な種明かしを一度経験した後で、今度はその種明かしの内容を知ったままもう一度観ても楽しめる不思議な映画です。

 

少年を「天才子役」と言われたハーレイ・ジョエル・オスメントが演じています。彼無しにこの映画は成立しなかったのではないかとすら思わせる「迫真」の演技です。

 

そして、彼を救おうとする小児精神科医ブルース・ウィリスが好演しています。私は、この「シックス・センス」のウィリスが、彼の全主演作の中のベストと思っています。

 

監督は本作品でアカデミー監督賞にノミネートされて有名監督になったM・ナイト・シャマラン

 

繰り返しになりますが、この映画は決して「ホラー映画」ではありません。

 

ラストシーンまで観終えた時、深い感動と共に、みなさんにもそのことがわかります。

 

是非ご鑑賞あれ。

 

改めて「ニューヨークキャラメルサンド」が凄い!!

 

みなさま、東京在住の方々にはおなじみなのかもしれませんが、基本的に大丸百貨店東京店でしか買えない「ニューヨークキャラメルサンド」というお菓子をご存知でしょうか。

 

www.nycsand.com

 

東京の知人からお裾分けで頂戴し、そのあまりの美味しさに家族一同「何!!この菓子凄く美味しい!!」と驚愕した商品です。

 

先日、都内の取引先に日頃のご愛顧の御礼に持っていこうと、出張の際に長野県の茅野駅から特急あずさで東京に向かい、大丸百貨店東京店に開店直後位に行きました。

 

「どこで売ってんだろう」と1階の売り場を探しているとありました、ありました、「ニューヨークキャラメルサンド」のコーナーが。

 

ところが、商品を買おうとしたら、店員さんから、「済みませんが、列にお並びください。列の最後尾はお店の外になります。」とのこと。

 

「は? どゆこと?」と大丸の外に行ってみると、何と、ディズニーランドの人気アトラクションみたく、「ここが最後尾です」の看板を持った店員さんがいらっしゃり、ずら~~と長い長い待ち行列ができているのです。「ただいま1時間待ちです」とのこと。

 

仕方なく、諦めて並びました。

 

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事前の調査でAmazonでも買えることはわかっていたのですが、本日ご愛顧いただいている取引先に届けるためには並んででも購入しなければなりません。

 

この待ち行列がなかなか前に進みません。ようやく小一時間した頃に、さきほど並んでくださいと言われた売り場にたどり着くことができました。は~あ。

 

買いましたよ。買いましたよ。取引先への日頃のご愛顧の御礼分の約1万円分と、自宅へのお土産約6千円分を。

 

無事に取引先への日頃のご愛顧の御礼はお渡しでき、帰ってから、家族で「ニューヨークキャラメルサンド」と、今だけ季節限定の「ニューヨークチェリーキャラメルサンド」をいただきました。

 

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写真の左が大定番の「ニューヨークキャラメルサンド」、右が季節限定の「ニューヨークチェリーキャラメルサンド」です。ご覧の通り、パッケージが凄く洗練されています。

 

奥さんと満を持して、紅茶を煎れて、さっそくいただきました。

 

大定番の「ニューヨークキャラメルサンド」のほうは、芳醇なキャラメルの風味の中にチョコレートとクッキー生地がとろけていきます。美味しい~!!

 

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「ニューヨークチェリーキャラメルサンド」のほうはさらにそこに甘酸っぱいチェリーの香味が加わります。これも美味しい~!!

 

いや~、すっかり堪能しました。本当に美味しいんです。

 

Amazonでも買えますので、地方の皆様もぜひお試しあれ。

 

値段以上の価値のある商品だと思います。