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「大信州手いっぱいの会 平成29年 in 松本」に参加してきました

大信州酒造さんは明治21年創業の長野県松本市島内にある酒造メーカーさんです。

 

天恵の美酒 大信州

 

大信州酒造さんは、以下のような拘りの酒造りにより、今、国内ばかりか海外でも注目を集める酒造メーカーさんなのです。

1.主な原料米である長野県産酒造好適米「ひとごこち」と「金紋錦」をはじめ、原料米はすべて契約農家で造ったお米を使われています。
2.北アルプスの山々に降り積もった雪がやがて解け、長い年月地中を巡って再び地上に現れた伏流水を仕込水に使われています。この仕込水の柔らかい口当たり、きめ細やかな舌触りが大信州の隠し味とのことです。
3.精米はすべて自社精米で行なわれています。
4.洗米はすべて丁寧に手洗いで行なわれています。
5.原料米を手作業で蒸し上げる工程に徹底的に拘り、手間暇かけた人の手による丁寧な酒造りを貫かれています。
6.お酒はすべて無濾過原酒で加水せず、通常タンクで貯蔵するところを瓶詰め状態で冷蔵貯蔵されています。
7.和を以て貴と為すを蔵のモットーとされ、皆が心を一つにして、和やかに酒造りをすることに努められています。
8.良いお酒ができるように、仕込み蔵にモーツアルトを流されているそうです。

 

毎年ロンドンで行われる「世界で最も大きな影響力を持つ」といわれる世界最大規模のワイン品評会、「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」において、大信州酒造さんは2008年以降純米吟醸純米大吟醸部門で毎年数々の賞を受賞され続けています。

 

2017年のIWCでも、以下の銘柄が純米吟醸酒部門のトロフィーとゴールドメダルを受賞されています。
<2017IWC純米吟醸酒部門トロフィー受賞>
・「大信州 N.A.C. ひとごこち」
<2017IWC純米吟醸酒部門ゴールドメダル受賞>
・「大信州 N.A.C. ひとごこち」
・「大信州 手の内 純米吟醸

 

この大信州酒造さんが2011年から始められたのが、大信州酒造さんの自慢の銘酒のひとつひとつをゆっくりと食事をしながら愉しむ催しである「手いっぱいの会」です。

 

今年で7回目の開催になる「大信州手いっぱいの会 in 松本」に、私の職場の元上司で公私にわたりたいへんお世話になっている方が早々に予約をして下さり、ご一緒させていただけることになりました。大信州はじめ、全国の銘酒にたいへん造詣の深い方です。

その方のご予約のおかげで、一昨年、昨年に続き、3回目の参加になります。

こちらが「大信州手いっぱいの会 平成29年 in 松本」のご案内です。

定員100名があっという間に申込み先着満員となってしまうそうです。

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18:30の開会を前に18:00過ぎにホテルブエナビスタに到着。

こちらが2Fに設けられた会場受付です。

大信州酒造2代目社長の田中隆一社長(一番奥の法被姿の方です)がゲストを一人一人出迎えられています。

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こちらが会場入り口です。

入り口で本日の「ウェルカムドリンク」の「大信州 手いっぱい」のシェリーグラスが手渡されます。

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会場内はこんな感じです。
定員100名のゲストの方で会場は満席です。

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こちらが座席に配られた本日の出品酒リストです。
今年は、先頭の「大信州 手いっぱい」から最後の「みぞれりんご梅酒」まで、7銘柄が供されます。

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そして、こちらがホテルブエナビスタから供されるお料理の御献立です。
ホテルブエナビスタ料理長さんがここで登壇され、「大信州酒造さんから提供された酒粕などをふんだんに使って腕を振るったのでぜひ料理も楽しんで欲しい」と挨拶されました。

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いよいよ「手いっぱいの会」の開会です。
例年だと田中社長が登壇され、開会のご挨拶をされるのですが、今年は醸造の責任者の方がご挨拶をされました。

そして、ゲストの代表の方の乾杯のご発声で、ウェルカムドリンクの「大信州 手いっぱい」で乾杯し、開会となりました。

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こちらがウェルカムドリンクの「大信州 手いっぱい」です。フレッシュな香りと共に力強い味わいがあります。

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こちらは「前菜」の自家製冷奴、寄せ金糸瓜、烏賊きゅうり、本山葵粕漬けです。
どれも「大信州 手いっぱい」に合う格好の前菜でしたが、特に、山葵漬けには目のない自分には、大信州酒粕がたっぷり使われた本山葵粕漬けが一番うれしい酒肴でした。
そして、右手前にあるのが「小菓子」の酒粕煎餅です。
素朴ながら酒粕の香りが豊かに感じられてこれもまた美味しかったです。

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会場のテーブルには大信州の仕込水が自由にいただけるよう置かれています。
北アルプスの山々に降り積もった雪がやがて解け、長い年月地中を巡って再び地上に現れた伏流水とのことです。
この仕込水の柔らかい口当たり、きめ細やかな舌触りが大信州の隠し味とのこと。
微かに甘みを感じるたいへん美味しいお水です。

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ここで出品酒リストの2番目「大信州 N.A.C. ひとごこち」のご紹介です。
2017年のIWC純米吟醸酒部門のトロフィーとゴールドメダルを受賞された銘柄です。

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各ゲストのカップにお酒が注がれます。
契約栽培米「ひとごこち」を使って、「究極の食中酒」をめざして造られた純米吟醸酒とのこと。

キリッとした口当たりの後に豊かな味わいが口いっぱいに広がります。

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「御椀」が供されました。鱸の潮汁です。

淡白ながらも鱸の上品な旨味が感じられました。

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ここで、ミス日本酒の代表の大西さんと、ミス日本酒2017グランプリの田中梨乃さんが登壇されました。

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ミス日本酒は、日本酒と日本文化の魅力を国内外に発信するアンバサダーとして、外務省、農林水産省国税庁観光庁日本酒造組合中央会等の後援のもと2013年9月よりスタートし、日本酒を切り口とした日本の食・日本文化の啓発、日本への観光誘致活動を世界各国に対して年間400件以上行っているとのこと。


870名の中から見事にミス日本酒2017グランプリに輝いた田中梨乃さんはすでに香港などで日本酒紹介の活動を開始されているとか。

 

「向附」が供されます。生鮪、かんぱち、活〆鯛です。
どれも、新鮮で旨みの感じられるお造りで、「ひとごこち」によく合います。

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ここで出品酒リストの3番目「大信州 N.A.C. 金門錦」のご紹介です。

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契約栽培米「ひとごこち」を使って、「究極の食中酒」をめざして造られた純米大吟醸酒とのこと。
今日の出品酒の中では一番切れがあり、それでいながら豊かな旨味も感じられる味わいでした。

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ここで「焼物」が供されます。白馬豚の酒粕漬け焼きとのこと。
酒粕の豊かな香りと柔らかい豚の旨みがマッチしてたいへんおいしい。

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ここで出品酒リストの4番目「大信州 花宙(はなそら) 純米吟醸」のご紹介です。

この銘柄のラベルを描かれた越ちひろさんも登壇され、田中社長から越ちひろさんにラベルのデザインを依頼されるに至った経緯や、数々お店の壁画や病院の待合室の壁画など幅広く活躍される越ちひろさんの活動内容のご紹介がありました。

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「花宙(はなそら)」は複雑な香りの入り混じる味わい豊かなお酒という印象でした。

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「煮物」が供されます。大根と牛バラ煮込みです。
よく煮含められた、大信州に合う、味わい深いお料理でした。

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「揚物」も供されます。五色霰(あられ)揚げの海老、帆立、常念茸です。
五色の霰(あられ)が香ばしく、見た目にも楽しい揚物でした。

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ここで出品酒リストの5番目「大信州 手の内生詰」のご紹介です。

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大信州の生酒の風合いをそのまま瓶詰めしたいという社員の方の思い詰まった銘柄とか。

2017IWCで、見事に純米吟醸酒部門ゴールドメダルを受賞されました。

確かに今日の出品酒の中では一番豊かな香りが感じられました。

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いよいよ本日の出品酒リストの6番目「香月 神寿(かむじゅ) 平成28年酒造年度」のご紹介です。

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こちらの「香月 神寿(かむじゅ)」という銘柄、何と一升30,000円なのだとか。

大信州が作ることの出来る究極の純米大吟醸」とのことでした。

今日供された銘柄の中で、もっとも上品な香りと、それでいて、いつまでも旨みが続く余韻のある味わいでした。

味わうことに夢中でこれだけ平盃にて供された写真を撮り損ねました。


ここで「食事」が供されます。鮪茶漬けです。

胡麻の風味がとても効いていてたいへん美味しくいただきました。

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ここで出品酒リストのラスト「大信州 樹一本 みぞれりんご梅酒」のご紹介です。
「甘味」の「梅酒ゼリー寄せ」も供されました。

純米吟醸仕込みの梅酒と1本の木になったサンふじを丸ごとすりおろして合わせたのだとか。りんごの甘さと酸っぱさがマッチしたたいへんまろやかな甘みの梅酒でした。

梅酒ゼリー寄せも美味しかった。

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最後に田中社長が登壇され、ご挨拶され、「手いっぱいの会」はお開きに。

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今年もたいへん楽しく味わい深い「手いっぱいの会」でした。

大信州酒造のみなさま、ありがとうございました。

そして、早々に予約をして下さり、ご一緒させていただいた元上司の方にも深く感謝です。